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生活保護110番を運営する管理人の覚え書き。
増刷決定! 
 2008/01/22 Tue 14:51:54  E d i t
嬉しい知らせが入りました。

先ほど編集者から連絡が入り、『生活保護vsワーキングプア』の増刷が決定したとのことです。まだ発売から一週間も経っていません。夢のようです。

皆さんのおかげで、多くの方に興味を持っていただいているようです。
本当にありがとうございます。

取り急ぎ、ご報告まで。
 2008/01/18 Fri 09:10:32  E d i t
日経新聞にも広告が出ました。こっちの広告の方が好みです。

『親の品格』は発売1ヶ月で50万部突破だそうです。すごい!

日経新聞


*クリックすると大きくなります。

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 2008/01/17 Thu 23:12:10  E d i t
編集者から販促チラシが届きました。

印刷して職場などで回覧していただけると、とても嬉しいです。

チラシ


*画像をクリックするとPDFファイルが開きます。↓でもOK!

チラシ


新聞に広告がでました 
 2008/01/17 Thu 23:04:48  E d i t
本日(1月17日)の朝日新聞朝刊に、新聞広告がでました。

和田アキ子さんの『おとなの叱り方』と一緒です。

明日は、読売、日経にも広告が載るそうです。

新聞広告


*クリックすると大きくなります。

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2枚のペーパー 
 2008/01/13 Sun 18:12:28  E d i t
昨年、格差や貧困が報道に大きく取り上げられ、たくさんの報道関係者が私
のもとを訪れました。目的は生活保護の利用者に代表される「貧困に苦しむ
人たち」の生の声を集めたいというものです。

私は、「取材対象者を紹介することはできるが、その前に必ず会って話をさ
せてくれ」と頼んでいました。平均すると2時間くらいになるでしょうか、
生活保護の基本的なしくみから、現在の動向まで、手を変え、品を買え、お
話をしました。

その会話の内容が『生活保護vsワーキングプア』の骨子になっていること
はいうまでもありません。

そのいわゆる取材の場で、かならず提示することにしていたペーパーがあり
ました。

それがこれです。↓

相談件数


生活保護110番では、3500件を超える相談を受けつけています。これ
を世代別に統計を取ったものです。

ひと目でわかるのは「20代、30代の女性がすごく多い」ということで
す。

このペーパーを示すと、たいていの記者は「すごいですねえ」と言います。


そして、「なぜ?」という疑問を投げかけます。

大抵の取材では、このペーパーの疑問から取材が始まり、なぜ20代、30
代の若者に生活に困る人が増えているのか――若者に貧困が広がっているの
か――を伝えていくことになります。


そして、多くの場合、取材の記事には、

「生活保護110番の大山によれば、『20代、30代に貧困が広がってい
る』という」

というコメントが挿入されます。


2007年の取材では、表現の変化はあるにしろ、ほとんど一貫して採用さ
れたコメントは、「若者に広がる貧困」でした。


編集者も、これが「問題だ」と感じてくれれば出版へのきっかけをつかめる
のではと考えたのです。


――しかし、これだけでは足りないと感じていました。

私の書くのは、生活保護の本しかありません。おそらく、編集者はこう思う
でしょう。


    『20代、30代に貧困が広がっている』

             ↓

           これは問題だ

             ↓

       若者を生活保護で救うべきだ


この論旨展開が、一般に受け入れられるかどうか?


生活保護の専門書を出すつもりで、福祉や人権に造詣の深い出版社であれば、
このような論理展開の本でも出版に結びつくかもしれません。

しかし、私が出したかったのは、「生活保護をよく知らない、抱くのは悪い
イメージしかない普通の人たちに向けた教養書」でした。

より多くの人に、安価で手にとってもらえる本にしたい――そういう気持ち
から、私は当初から新書による出版にこだわっていました。新書の編集者の
多くは、ありとあらゆるテーマの本を手がけています。もちろん、頭のいい
人たちばかりでしょうが、すんなりと「若者を生活保護で救うべきだ」とい
う主張にうなずいてもらえるとは思えません。


私は、否、と考えました。


普通の人は、「若者が生活保護を受けるなんて、とんでもない」と考えてい
る。


少なくとも、「えっ」とは思う。


その時に、「若者に手を差し伸べなければならない」と思ってもらえるよう
な材料がどうしてもいる。

それも、言葉を尽くして訴えるのではなく、直感で「これはまずいだろう」
と感じてもらえなければ、ダメだ。


そして、用意したのがもう一枚のペーパー(切り札)です。


プレゼン当日、横田さんに一枚目のペーパーをみせると、予想通り、「これ
はすごいですねぇ」という反応が返ってきました。


その後すぐに、横田さんからこんな言葉がでました。

「でも、生活保護を受けている若い人には、不正をしている人が多いってい
うじゃないですか。車を乗り回したり、パチンコをしたりとか。若いうちか
ら仕事をせずにお金をもらうっていうのは、やっぱり違和感があるんですけ
どね」

それは確かにその通り。

自堕落な生活をする人もいるし、不正受給をする若い人もいる。それは否定
できません。


――でも、そういう意見のなかで、切り捨てられていった人がいます。彼ら
は不正受給をしたりしない(したくてもできない)。権利が守られていない
ことを、声高に叫んだりもしない。でも、誰もが「大事にすべきだ!」とい
う人たちです。


これを見てください。


そうお伝えして、切り札を差し出しました。

『生活保護vsワーキングプア』のP135のグラフがそれです。


横田さんは、そのグラフをじっと見ながら、私の話を聞いてくれました。
話を聞き終わったあと、言いました。


「この企画、ぜひ、本にしましょう」


(おわり)


*グラフがみたい人は、本屋で『生活保護vsワーキングプア』を手に
取ってくださいね。

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 2008/01/13 Sun 00:10:15  E d i t
生活保護110番に寄せられた相談の分析です。

世代・性別にみると、20代、30代の女性が突出しているのがわかります。特に多いのは、30代女性です。離婚による母子家庭や、派遣やフリーターとして働いていたが契約更新が難しくなりうつ病にといったケースが目立ちます。また、親の介護問題がでてくるのも、この年代からです。

一般には、「幸せな勝ち組」というイメージの強い、若い女性からの相談が多いのが、生活保護110番の特徴です。

相談件数

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 2008/01/12 Sat 22:23:19  E d i t
新年1月3日から9日にかけて、7回にわけて「貧困 足元で」という特集が組まれました。
生活保護110番にも取材依頼があり、会員宛に告知をさせていただきました。

掲載告知が遅れたのは、私の手元に新聞が来たのが10日過ぎだからです。申し訳ありません。

私のコメントは、1月5日付の「(3)若者−転落、ささいなことから」で紹介されています。

以下、引用。

ネット上で相談を受け付ける「生活保護110番」。管理者で、埼玉県に住む元ケースワーカーの大山典宏さん(33)は、若者の貧困の深刻さを指摘する。「役所が生活保護を受け付けない『水際作戦』のあおりを食っているのは若者。風邪のひき始めに「頑張れ」と励まされ、肺炎になって集中治療室に運ばれようやく治療が受けられる」

「仕事を探しなさい」「家族を頼ればいいでしょ」と言われるのは、若い人。

お年寄りにはそんなに無茶なことは言わない。

それで、若い人は無理をして頑張って、ボロボロになってうつ病になってから、ようやく生活保護を利用できるようになる。

だから、制度からの自立も進まない。

そんな話をしました。
出版のきっかけ 
 2008/01/12 Sat 22:04:19  E d i t

「本を出したいなあ」と漠然と考え始めたのは、ちょうど、昨年の4月ごろ
になります。

職場の仕事も3年目で余裕が出てきたこともあり、「なにかやりたいなあ」
と思っていたのです。実は、前々からやりたいやりたいと思って、なかなか
できないことがありました。暖かくなったので、思い切ってやってみよう。

そう思って始めたのが、「サイトの利用者に会って、インタビューをする」
という試みです。皆さんもご存知のことかと思いますが、一昨年の終わりご
ろから、格差や貧困に関する議論がマスコミで大きく取り上げられるように
なりました。私の所にも取材依頼が殺到(と言っていいでしょう)し、サイ
トの利用者宛にたびたび取材依頼のメールを送るようになりました。

もちろん、記者の方などから間接的に「どんな方だった」という話は聞くの
ですが、自分でも会ってみたいという気持ちが強くなりました。

思い切って何人かの方にメールを差しあげたところ、「会ってもよい」と返
事をくれた方がいらっしゃいました。4月から5月にかけて、4名の利用者
にインタビューをさせていただき、聞いた内容をテープから起こしていきま
した。もともとはサイト・コンテンツのひとつとして追加するつもりだった
のですが、なんだかそれだけではもったいないなあと感じていました。

そんな時、ある週刊誌の記者のインタビューを受けました。

諸々、お話をさせていくなかで、「こういう若い生活保護の利用者の声が届
けられるような本を出したいと思うんです」という話題を振ったのです。


いやあ、そういうのは、あんまりニーズがないと思いますよ。


...といわれていたら、たぶん、今回の本は出ていなかったでしょう。

幸いなことに、記者はとても興味をもってくださり、同じ出版社の新書編集
部に企画書を持ち込んでくださいました。残念なことに、その出版社では企
画は実を結びませんでしたが、その記者は「絶対に出してくれる出版社があ
るはずだから、他にも持ち込んだ方がいい。自分が協力してもいい」と言っ
てくださいました。

それなら、ということで今までもらった名刺をみながら、マスコミ関係者に
「本を出したいので、編集者を紹介して欲しい」というメールを送ることに
しました。

本来であれば、取り立てて目立つキャリアもない平(ひら)の地方公務員で
す。無視されたり、やんわりと断られてしまうのではないかという不安が大
きかったです。

しかし、これも本当に幸いなことに、多くの方から「知り合いの編集者に声
をかけてみるよ」と返信をいただきました。

そして、いくつかの出版社に企画書を持ち込み、その中で「会ってもいい
よ」と声をかけてくださったのが、前回、ご紹介したPHP新書の横田さん
です。

緑豊かな英国大使館にほど近いPHP研究所東京本部に足を運び、いよいよ
企画のプレゼンテーションをすることになります。

事前に企画書や見本原稿はお渡ししていましたが、実は、その他に2枚の
ペーパーを用意していました。企画のプレゼンの時に、この2枚を効果的に
使うことができれば、(もしかしたら)出版の話も通るかもしれないと思っ
ていました。


(つづく)

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