2007/08/17 Fri 13:17:02
E d i t
【ご質問】
初歩的な質問として大山さんの個人的な経歴を知りたいのです。
大山さんは現役ケースワーカーだとうかがっておりますが、大山さんが働い
てらっしゃる同僚たちは、大山さんが生活保護110番を運営しているのを
ご存知なんですか?
はたまた、大山さんの上司に当たる人物は、大山さんがこのサイトを運営し
ていることをどう思っているのでしょうか?
他にもいろいろとしりたいことがあります。巷間言われている”水際作戦”
というものは本当に行われているのか。
また、大山さんが担当されたケースでこれはこまったなぁといった体験談な
どいろいろと知りたいと思っております。
(平山さんより)
初歩的な質問として大山さんの個人的な経歴を知りたいのです。
大山さんは現役ケースワーカーだとうかがっておりますが、大山さんが働い
てらっしゃる同僚たちは、大山さんが生活保護110番を運営しているのを
ご存知なんですか?
はたまた、大山さんの上司に当たる人物は、大山さんがこのサイトを運営し
ていることをどう思っているのでしょうか?
他にもいろいろとしりたいことがあります。巷間言われている”水際作戦”
というものは本当に行われているのか。
また、大山さんが担当されたケースでこれはこまったなぁといった体験談な
どいろいろと知りたいと思っております。
(平山さんより)
【回答】
生活保護110番のサイトポリシーというページに簡単なプロフィールを載
せています。
http://www.seiho110.org/policy/frame.htm
ただ、サイト開設当時(なんともう7年間)のものなので、その後、ずいぶ
んと移り変わりがありました。ごく簡単に振り返りつつ、自己紹介に代えた
いと思います。
振り出しは市役所の福祉課です。大学をでて、初めての職場が生活保護担当
のケースワーカーです。初めて生活保護の相談メールをいただいたのは、確
かGW明けだったと記憶しています。就職してようやく1ヶ月経った、まだ
右も左もわからない頃のことです。わからないなりに返事を書きましたが、
その後も、色々な人から相談メールを頂くようになり、だんだん増えていき
ました。
ちなみに、そのころは「でんぷく」というよく分からない名前のサイトの一
部に「私の仕事の紹介」みたいな形で生活保護のことが書いてありました。
そのうち、「メールよりも掲示板のほうがいいや」と掲示板を設置しまし
た。最初の相談投稿は、当時つきあっていた彼女(現、奥さん)に書いても
らいました。いわゆる自作自演というやつです。
そのうちに、相談の書き込みが増え、回答してくれるボランティアのケース
ワーカーもちらほらと。一定のコンテンツが集まったので、サイトをゼロ
ベースから構築しなおしてできたのが生活保護110番です。就職して2年
目の10月、2000年10月に「生活保護110番」が産声をあげまし
た。
サイトを運営していることは職場には内緒にしていましたが、3年目くらい
に職場の人にばれて、4年目には課長を含めてみんな知っていました。で
も、特に注意されたりすることもなく、むしろ肯定的に受け止めてもらって
いました。今考えると、当時の課長や部長は福祉の世界ではけっこう有名な
人だったので、幸運だったのかもしれません。
その後、4年で生活保護のケースワーカー生活はピリオドを打ちました。
同時に、市役所を退職しました。
転職先は、県です。市役所は一般行政職で入庁していたのですが、県は福祉
専門職で入りなおしました。ゼネラリスト→スペシャリストにキャリアライ
ンを変更したことになります。出世するよりも、現場で尊敬される専門家に
なりたいなあと思ったのが表向きの理由ですが、本音は「なんとなく」で
す。今でも、どうして転職したのだろうと思うことがたびたびあります。
なお、転職先では採用面接の段階から「生活保護110番」を運営している
ことはオープンにしました。もちろん、採用先の職場にも最初からオープン
にしています。福祉職中心の職場ですから活動には理解をいただいていま
す。最近は、社会福祉協議会の講演に呼ばれたり、弁護士会などに依頼され
て電話相談のアドバイザーをしたりしていますが、これらの活動もきちんと
申請をして認めてもらっています。
県で採用されて配属されたのは児童相談所です。虐待された子どもたちを保
護したり、親に指導したりする児童福祉司の仕事を2年したあと、現在は、
保護されてきた子どもたちの世話をする児童指導員という仕事をしていま
す。3年目です。ワーカーから指導員へと転職時よりも激しい「職務の変
更」がありましたが、視野はとても広がったなあと思っています。
自己紹介はこのくらいでいいでしょうか。
「水際作戦」については、一言では語りきれません。あえていえば、「水際
作戦はある。しかし、それは巷間言われているものとは、ずいぶん違う」と
言えるでしょうか。この件については、要望があれば、また書くかもしれま
せん。
「困った体験談」
毎日、毎日、困ったことばかりです。失敗談には事欠きません。
ただ、今の話をするのもなんですから、新人ワーカーだったころの赤面ネタ
をひとつ。
精神科クリニックのお医者さんに調査に行ったときのことです。
医師「うーん、この人は人格障害ですね」
大山「・・・先生、人格障害というのはどういう病気なのでしょうか?」
医師「・・・人格障害を知らないんですか?」
大山「申し訳ありません。着任して間もないものですから・・・」
医師「(頭を抱えて)いくらなんでも人格障害を知らない人間がワーカーを
やるなんて(ブツブツ)」
大山「(そんなこと言ったて、知らないもんは知らないんだからしょーがな
いだろー)」
この後、医師から簡単なレクチャーを受けましたが、ぜんぜん覚えていませ
ん。ただ、その後のワーカー生活で骨身にしみるほど、どんな病気かを知る
機会がありました。
失敗談は売るほどありますので、皆さんのご希望があれば、またご紹介したいと思います。
生活保護110番のサイトポリシーというページに簡単なプロフィールを載
せています。
http://www.seiho110.org/policy/frame.htm
ただ、サイト開設当時(なんともう7年間)のものなので、その後、ずいぶ
んと移り変わりがありました。ごく簡単に振り返りつつ、自己紹介に代えた
いと思います。
振り出しは市役所の福祉課です。大学をでて、初めての職場が生活保護担当
のケースワーカーです。初めて生活保護の相談メールをいただいたのは、確
かGW明けだったと記憶しています。就職してようやく1ヶ月経った、まだ
右も左もわからない頃のことです。わからないなりに返事を書きましたが、
その後も、色々な人から相談メールを頂くようになり、だんだん増えていき
ました。
ちなみに、そのころは「でんぷく」というよく分からない名前のサイトの一
部に「私の仕事の紹介」みたいな形で生活保護のことが書いてありました。
そのうち、「メールよりも掲示板のほうがいいや」と掲示板を設置しまし
た。最初の相談投稿は、当時つきあっていた彼女(現、奥さん)に書いても
らいました。いわゆる自作自演というやつです。
そのうちに、相談の書き込みが増え、回答してくれるボランティアのケース
ワーカーもちらほらと。一定のコンテンツが集まったので、サイトをゼロ
ベースから構築しなおしてできたのが生活保護110番です。就職して2年
目の10月、2000年10月に「生活保護110番」が産声をあげまし
た。
サイトを運営していることは職場には内緒にしていましたが、3年目くらい
に職場の人にばれて、4年目には課長を含めてみんな知っていました。で
も、特に注意されたりすることもなく、むしろ肯定的に受け止めてもらって
いました。今考えると、当時の課長や部長は福祉の世界ではけっこう有名な
人だったので、幸運だったのかもしれません。
その後、4年で生活保護のケースワーカー生活はピリオドを打ちました。
同時に、市役所を退職しました。
転職先は、県です。市役所は一般行政職で入庁していたのですが、県は福祉
専門職で入りなおしました。ゼネラリスト→スペシャリストにキャリアライ
ンを変更したことになります。出世するよりも、現場で尊敬される専門家に
なりたいなあと思ったのが表向きの理由ですが、本音は「なんとなく」で
す。今でも、どうして転職したのだろうと思うことがたびたびあります。
なお、転職先では採用面接の段階から「生活保護110番」を運営している
ことはオープンにしました。もちろん、採用先の職場にも最初からオープン
にしています。福祉職中心の職場ですから活動には理解をいただいていま
す。最近は、社会福祉協議会の講演に呼ばれたり、弁護士会などに依頼され
て電話相談のアドバイザーをしたりしていますが、これらの活動もきちんと
申請をして認めてもらっています。
県で採用されて配属されたのは児童相談所です。虐待された子どもたちを保
護したり、親に指導したりする児童福祉司の仕事を2年したあと、現在は、
保護されてきた子どもたちの世話をする児童指導員という仕事をしていま
す。3年目です。ワーカーから指導員へと転職時よりも激しい「職務の変
更」がありましたが、視野はとても広がったなあと思っています。
自己紹介はこのくらいでいいでしょうか。
「水際作戦」については、一言では語りきれません。あえていえば、「水際
作戦はある。しかし、それは巷間言われているものとは、ずいぶん違う」と
言えるでしょうか。この件については、要望があれば、また書くかもしれま
せん。
「困った体験談」
毎日、毎日、困ったことばかりです。失敗談には事欠きません。
ただ、今の話をするのもなんですから、新人ワーカーだったころの赤面ネタ
をひとつ。
精神科クリニックのお医者さんに調査に行ったときのことです。
医師「うーん、この人は人格障害ですね」
大山「・・・先生、人格障害というのはどういう病気なのでしょうか?」
医師「・・・人格障害を知らないんですか?」
大山「申し訳ありません。着任して間もないものですから・・・」
医師「(頭を抱えて)いくらなんでも人格障害を知らない人間がワーカーを
やるなんて(ブツブツ)」
大山「(そんなこと言ったて、知らないもんは知らないんだからしょーがな
いだろー)」
この後、医師から簡単なレクチャーを受けましたが、ぜんぜん覚えていませ
ん。ただ、その後のワーカー生活で骨身にしみるほど、どんな病気かを知る
機会がありました。
失敗談は売るほどありますので、皆さんのご希望があれば、またご紹介したいと思います。
この記事へのコメント
こんばんは、デュアルと申します。時々、記載させていただいております。私もケースワーカーの経験者ですが、そこから異動し、現在は地域包括支援センターというところで、社会福祉士の資格を活かして、相談業務と介護予防支援計画の作成を行っています。今は、精神保健福祉士の資格取得を目指して勉強中です。精神病にも、この先、かかわっていくならば、本格的に勉強してみようかと思ったからなのですが、正直、後悔気味です。仕事場の理解を得て、精神病院に実習に行って来たのでしたが、駄目だしされまくってしまい、かなり、落ち込み気味です。人格障害の小噺と同じように、自分の無知・無理解について嫌というくらい、思い知って帰ってきました。しかし、この仕事が面白いので、できるだけ、関わっていきたいですね。健康に気をつけて、がんばってください。
私は現在生活保護を受給して生活しています。「生活保護110番」は、とうとうもう駄目かと思った時にネットで拝見しました。
受給を決心するまでに時間がかかり、そして実際に行動に移るまでに更に月日を要し、実家も火の車になっていましたから、母と二人で懇願しに行きました。
そんなこともあり、現在は生きています。
さて、私は、受給者の立場からブログを立ち上げました。
いつか、私のように困窮している人の力になれるように勉強したいと考えています。
それが、今、生きている支えになっています。
では、また勉強のために拝読させて頂きます。
※「生活保護を受けて、生きています。」
http://alifelifelife.jugem.jp/
まだ記事数が少ないのですが、リンクしたご報告にまで・・・。
受給を決心するまでに時間がかかり、そして実際に行動に移るまでに更に月日を要し、実家も火の車になっていましたから、母と二人で懇願しに行きました。
そんなこともあり、現在は生きています。
さて、私は、受給者の立場からブログを立ち上げました。
いつか、私のように困窮している人の力になれるように勉強したいと考えています。
それが、今、生きている支えになっています。
では、また勉強のために拝読させて頂きます。
※「生活保護を受けて、生きています。」
http://alifelifelife.jugem.jp/
まだ記事数が少ないのですが、リンクしたご報告にまで・・・。
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