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生活保護110番を運営する管理人の覚え書き。
出版のきっかけ 
 2008/01/12 Sat 22:04:19  E d i t

「本を出したいなあ」と漠然と考え始めたのは、ちょうど、昨年の4月ごろ
になります。

職場の仕事も3年目で余裕が出てきたこともあり、「なにかやりたいなあ」
と思っていたのです。実は、前々からやりたいやりたいと思って、なかなか
できないことがありました。暖かくなったので、思い切ってやってみよう。

そう思って始めたのが、「サイトの利用者に会って、インタビューをする」
という試みです。皆さんもご存知のことかと思いますが、一昨年の終わりご
ろから、格差や貧困に関する議論がマスコミで大きく取り上げられるように
なりました。私の所にも取材依頼が殺到(と言っていいでしょう)し、サイ
トの利用者宛にたびたび取材依頼のメールを送るようになりました。

もちろん、記者の方などから間接的に「どんな方だった」という話は聞くの
ですが、自分でも会ってみたいという気持ちが強くなりました。

思い切って何人かの方にメールを差しあげたところ、「会ってもよい」と返
事をくれた方がいらっしゃいました。4月から5月にかけて、4名の利用者
にインタビューをさせていただき、聞いた内容をテープから起こしていきま
した。もともとはサイト・コンテンツのひとつとして追加するつもりだった
のですが、なんだかそれだけではもったいないなあと感じていました。

そんな時、ある週刊誌の記者のインタビューを受けました。

諸々、お話をさせていくなかで、「こういう若い生活保護の利用者の声が届
けられるような本を出したいと思うんです」という話題を振ったのです。


いやあ、そういうのは、あんまりニーズがないと思いますよ。


...といわれていたら、たぶん、今回の本は出ていなかったでしょう。

幸いなことに、記者はとても興味をもってくださり、同じ出版社の新書編集
部に企画書を持ち込んでくださいました。残念なことに、その出版社では企
画は実を結びませんでしたが、その記者は「絶対に出してくれる出版社があ
るはずだから、他にも持ち込んだ方がいい。自分が協力してもいい」と言っ
てくださいました。

それなら、ということで今までもらった名刺をみながら、マスコミ関係者に
「本を出したいので、編集者を紹介して欲しい」というメールを送ることに
しました。

本来であれば、取り立てて目立つキャリアもない平(ひら)の地方公務員で
す。無視されたり、やんわりと断られてしまうのではないかという不安が大
きかったです。

しかし、これも本当に幸いなことに、多くの方から「知り合いの編集者に声
をかけてみるよ」と返信をいただきました。

そして、いくつかの出版社に企画書を持ち込み、その中で「会ってもいい
よ」と声をかけてくださったのが、前回、ご紹介したPHP新書の横田さん
です。

緑豊かな英国大使館にほど近いPHP研究所東京本部に足を運び、いよいよ
企画のプレゼンテーションをすることになります。

事前に企画書や見本原稿はお渡ししていましたが、実は、その他に2枚の
ペーパーを用意していました。企画のプレゼンの時に、この2枚を効果的に
使うことができれば、(もしかしたら)出版の話も通るかもしれないと思っ
ていました。


(つづく)

テーマ:生活保護 - ジャンル:福祉・ボランティア

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